締め作業は、やっている本人がいちばん「無駄だ」と感じる仕事です。ただ、全部を削ると事故に気づけなくなります。どこを削ってよくて、どこは残すのかを分けて考えます。
締めでやっていることを分解する
| やっていること | 目的 | 削れるか |
|---|---|---|
| レジの現金を数える | その日のうちに差異に気づく | × 残す |
| 未清算の卓が無いか見る | 取りっぱぐれを防ぐ | × 残す |
| 売掛を確認する | 回収漏れを防ぐ | × 残す |
| 退勤もれを直す | 翌月の給与のずれを防ぐ | × 残す |
| 売上を電卓で合計する | 日報のため | ○ 自動化できる |
| 日報をノートに書き写す | 共有のため | ○ 自動化できる |
| キャストごとの成績を手で集計する | 翌日の指示のため | ○ 自動化できる |
残すべきものは、どれも「その日のうちに気づかないと取り返せないこと」です。逆に、削れるものはすべて「すでにある数字を写しているだけ」の作業です。
現金の実査だけは、翌日に回さない
差異が出たとき、その日のうちなら「誰がいつ触ったか」をたどれます。翌日になると、記憶にも記録にも頼れなくなります。金額の大小に関わらず、差異が出たことを毎回記録に残してください。1回だけなら数え間違いですが、続くようなら別の理由があります。
差異が出たときに、その場でスタッフを問い詰めるのは逆効果です。記録を残して、続くかどうかを見てください。1回の差異と、毎週起きる差異は別の問題です。
退勤もれは、締めのときに潰す
退勤の打ち忘れは必ず起きます。翌月の給与計算のときに気づくと、本人の記憶で直すことになり、正確さも説得力も落ちます。締めの時点で「まだ退勤していない人」が見えていれば、その場で直せます。
日報は「書く」から「送る」へ
ノートに書き写す作業は、そのまま自動化できる代表格です。すでに入っている数字を集計して送るだけなので、人の手が入る意味がありません。オーナーが店にいない日でも同じものが届く、という副次的な効果もあります。
順番を変えるだけでも短くなる
- 01先に未清算・退勤もれを見る(直す作業が発生する可能性があるので、いちばん先に)
- 02次に現金を数える(人がいるうちに)
- 03最後に日報(自動で出るなら確認するだけ)
多くのお店が逆の順番でやっています。日報を作ってから未清算に気づくと、もう一度やり直しになります。
NightPOS には、この順番でひと通り確認できる締めの画面があります。何ができるかは機能一覧をご覧ください。