指名まわりの用語は、お店によって呼び方も運用も違います。ただ、料金とバックの設計を考えるときの骨組みは共通しています。ここでは一般的な整理を書きます。
呼び方も金額もお店ごとに決めるものです。この記事は「どう決めるかの考え方」であって、正解の金額を示すものではありません。
3つの違い
| いつ決まるか | 意味あい | |
|---|---|---|
| 本指名 | 来店前・入店時 | そのキャスト目当てで来ている。お店ではなく人についた客 |
| 場内指名 | 着席後 | 席についた中から選ばれた。その日の接客で決まる |
| 同伴 | 来店前(店の外から一緒に) | 来店そのものを作っている。集客に直接効く |
料金とバックの差は、この「どれだけ売上を作ったか」の差から来ます。1件あたりの金額は、同伴・本指名・場内指名の順に高く設定されるのが一般的です。
⚠ この3つは順位ではなく、**同じ来店で重なります**。同伴で来店したお客様が本指名でもあれば、同伴料と本指名料は別々にかかるのが一般的です。「同伴だから本指名料は取らない」と決めてしまうと、請求漏れがそのまま毎日続きます。料金表を作るときは、重なったときにどうなるかまで書いてください。
料金の決め方
① まず、お客様が払う額を決める
近隣の相場から大きく外れると、指名そのものが入らなくなります。まず周辺のお店に合わせ、そこから自店の位置づけで上下させます。
② 次に、そのうち何割をキャストに渡すか決める
ここが人件費率に直結します。渡す割合を決めるときは、指名料そのものだけでなく、指名がついたことで増えるドリンクやボトルまで含めて考えてください。指名料の取り分だけを見て「安い」と判断すると、実際の人件費率とずれます。
計算のもとになる金額を、税込にするのか税抜にするのか、サービス料を含めるのかは最初に決めて、全員に同じ説明をしてください。ここが人によって違うと、給与のたびに問い合わせが来ます。
同伴をどう扱うか
同伴は集客そのものなので、他より厚くするお店が多い項目です。一方で、同伴だけを厚くしすぎると、店内での接客より外での約束に力が向きます。何を増やしたいのかを決めてから配分してください。
記録に残らないと、どれも意味がない
指名の種類ごとに料金とバックを決めても、伝票に「誰の・どの指名か」が残っていなければ、月末に集計できません。手帳やノートで持っていると、締めのたびに突き合わせが発生します。
伝票を入力する時点で指名の区分まで入る形にしておくと、給与計算はその集計として出てきます。NightPOS はこの考え方で作っています。詳しくは機能一覧をご覧ください。